お知らせ

会議や総会の開催

平成27年度理事視察研修

 平成27年7月24日(金)に、佐賀市自治会協議会理事視察研修として、福岡県飯塚市へ視察に行ってきました。
 まず旧伊藤伝右衛門(いとうでんえもん)邸、嘉穂劇場を見学しました。
 平成18年9月、飯塚市有形文化財に指定された「旧伊藤伝右衛門邸」は、炭鉱王・伊藤伝右衛門の本邸として明治30年代に建造。日本建築の粋を集めて数度の増改築をした大邸宅は、和洋折衷の内装で、どの部屋も細部にまでこだわり豪華で贅を尽くした屋敷でした。日本庭園を一望できる見晴らしの良い2階に、NHK朝の連続テレビ小説で話題となった伊藤伝右衛門の妻「歌人・柳原白蓮」の部屋がそのまま残されており、当時の様子を伺い知ることが出来ました。大規模な池泉庭園は、様々な景を楽しむ事の出来る回遊式庭園でもあり、平成23年9月、国の名勝に指定されています。
 見学をするにあたり、玄関を上がったところから専属のガイドさんに案内をして頂きました。
 旧伊藤伝右衛門邸の建造物や庭園の説明のみならず、伝右衛門の生い立ちから人となり、歴史的背景、豪華絢爛な細工に込められた想いまで詳しく面白く説明をして頂き、理事の方々も熱心に聞き入られ、「佐賀の名所にも、これだけのガイドを育てる必要がある。」と感心しておられました。

 

 嘉穂劇場の見学では、石炭産業の繁栄から衰退、その後、水害で経営存続が危ぶまれた時代を地域の力や、全国からの支援や励ましのもと、新たに特定非営利活動法人として見事に復興し、平成18年、国の登録有形文化財に指定された歴史を聞きました。伝統的な文化を継承する劇場の活用をはかり、地域の方々と一体化した各種の文化活動の拠点として、様々な活動をとおして地域の活性化に繋がっているとのことでした。

 

 続いて「飯塚市庄内生活体験学校」の視察へ。
 庄内生活体験学校は、昭和58年に全国に先駆けて小学生を対象とした「通学キャンプ」を開始。
 集団生活を通して、自分と他人との関係を正しく認識し、調整できる力を身につけ、子どもの独り立ちを目指し「生きる力」を体得させることに目的をおき活動。その後、通学合宿専用の施設が建設され管理棟で本格的な通学合宿が開始されました。
 合宿では、子ども同士が協力し合い、自炊、洗濯、風呂焚き、掃除、動物の飼育、堆肥作り、農作業、森づくり、シイタケ栽培、炭焼きなど、季節に応じたプログラムが行われています。
 施設内には、管理棟・生活棟・交流センターの他に、「堆肥小屋」「竹炭窯」「ピザ焼き窯」「畑」「しいたけ栽培場」「動物舎」「作業棟」等があり生活体験の施設としては、とても充実していました。
 佐賀市内でも各校区で通学合宿が行われていますが、宿泊場所は校区公民館が主であり、視察した理事からは、「これだけ施設が充実しているのは羨ましい。」との声が上がりました。
 質疑応答では、参加者募集の要件や、地域の方々との関わりについて等の質問があり、一度体験した子どもたちが「また行きたい」と参加する事が多く、とても人気があるそうです。また、学校では宿泊ボランティアと活動ボランティアを募集しており、地域の方々の知識と経験が、生活技術の指導・体験活動の支援指導をしながら、子どもたちの体験に活かされているとのことでした。

 

 今回の視察では、歴史的文化財と地域活性化への繋がりについてや、子どもを通しての地域との関わりについて改めて考え、今後の自治会活動の参考になる有意義な時間となりました。

会議や総会の開催

第32回佐賀市自治会協議会総会を開催しました

 平成27年5月20日(水)午後2時から、マリトピア「アンジェリーク」において、第32回佐賀市自治会協議会総会を開催いたしました。
 当日は、佐賀県知事や佐賀市長はじめ、県議会議員、市議会議員、各種団体関係者など来賓の方々に出席いただき、自治会長を含め総勢560名と多くの方々の参加により盛大に開催されました。

 自治会協議会では、自治会長としてその在任年数が10年に達した方に特別功労表彰を、また自治会長として4年以上の任期を務められて退職された方に退職記念表彰を実施しております。
 今回の総会では、特別功労表彰の対象者7名と退職記念表彰の対象者29名の皆様をそれぞれ表彰し、自治会長としてのこれまでの活動に敬意と感謝の気持ちを表しました。



 議事として平成26年度事業報告・決算報告及び監査報告、新役員の承認及び紹介、平成27年度事業計画・予算案を承認いただきました。



 総会終了後、「人ごとではない認知症」という演題で、国立大学法人佐賀大学名誉教授の田渕和雄(たぶちかずお)氏による記念講演を行いました。認知症患者への対応の仕方や支援制度、予防等解りやすくお話いただき各自治会でも身近な問題として興味深く、質疑応答も活発に行われました。



 記念講演の後は懇親会を開催しました。
 数少ない他校区の自治会長との交流の場であり、活発な意見交換をし親睦を深めました。

視察研修等

平成26年度自治会長視察研修報告

 佐賀市自治会協議会の自治会長視察研修を11月19日(水)~20日(木)に実施しました。
 1日目に視察したのは、世界遺産登録を目指す「三重津海軍所跡」。佐賀市南部の諸富町と川副町にまたがり、九州最大の河川である筑後川の分流、早津江川の西岸河川敷にあります。
 今回の視察では、佐野常民記念館展望テラスからの三重津海軍所跡の全景を眺めながらの説明と、展示室(インフォメーションコーナー)の見学。あわせて、佐野常民に関する展示資料の見学をしてきました。

 三重津海軍所は、西洋の海軍技術を学び、洋式海軍の創設や洋式艦船の整備も行う拠点でした。1865年に日本初の実用蒸気船「凌風丸」を完成させています。
 平成13~15年度にかけて発掘調査が行われ遺構が明らかになり、平成21年度から修覆場地区の調査を実施し、日本最古の西洋式の乾船梁(ドライドック※)跡が発見されました。石造やレンガ造などのドックとは違い、三重津では「木」と「土」で作られており国内では類例がありません。このことから、幕末における造船施設の構造を知る上で非常に貴重な遺構として高く評価されているそうです。
 現在は、佐野常民記念館及び佐野歴史公園として整備され、三重津海軍所関連の遺構は公園地下に保存されています。

 今回の視察で、改めて当時の佐賀藩の技術の高さが、日本の技術力をさらに高め「日本の近代化」に大きく貢献していたことを知り、誇らしく思いました。
 世界遺産登録に向けて、様々な取り組み、イベント等も行われているので、今後ますます関心を持ち、来年夏のユネスコ世界遺産委員会での審議で世界遺産登録となれば、佐賀市全体の活性化にも繋がるのではないかと感じました。
   ※ドライドック=陸地を掘り下げて作業場とし、その入口に扉を設けて水位を調節し船舶を修理する施設

 2日目は、大分県臼杵市の視察をしてきました。
 臼杵市は、平成17年1月に旧臼杵市と旧野津町の1市1町が合併。人口39,673人(平成26年3月1日現在)、面積291.06㎞2、高齢化率35.2%(平成26年4月1日現在)です。
 
 まず、臼杵市観光交流プラザへ。「臼杵市を訪れる観光客が最初に立ち寄る場、市民も集い交流できる中心市街地のにぎわいの場」をコンセプトに平成26年5月にオープン。観光に来られた方や地域の方の賑わいを目的に定期的にイベントを行っていて、市民と観光客との拠点となる施設でした。
 
 次に、臼杵市社会福祉センターにて、「地域振興協議会設立の取り組みと活動事例について」臼杵市の方、自治会連合会の方から説明を受けました。
 臼杵市は少子高齢・人口減少の現実を見据えた対策として、平成21年度から旧小学校区ごとに「地域進行協議会」の設置を推進しています。枠組みを超えた連携・元気で安心なコミュニティ作りを目的とし、高齢化が進み人口が減っても、みんなが参加することでより長く活動を続けていくことができるよう、市はそれぞれの地域活動を支援しているそうです。
 
 今回活動事例を紹介頂いた「下ノ江地区ふれあい協議会」は、平成21年10月に臼杵市の地域振興協議会の第1号(モデル地区)として認定。5つの委員会の活動を中心に地域内の様々な団体が連携し、役割を分担しながら活動を展開されています。協議会として5年目。市関係者の適切なサポートと、地区住民の潜在能力が各場面でチームワークという形で活かされ、ふれあいセンターでの活動を中心にした地域自治や福祉活動を、ふれあい協議会の名のもとに、地域活性化の活動を進めるよう組織再編成もできたそうです。
 
 佐賀市でも、全校区での地域コミュニティづくりを目指していることから、今回の下ノ江地区の事例を興味深く聞き、活発な質疑応答がされました。お互いに共通する課題等もあり、これからそれぞれの自治会やまちづくり協議会の中で活かしていけるような視察となりました。


続き▽

会議や総会の開催

理事視察研修

 7月25日(金)に、佐賀市自治会協議会理事視察研修として、北九州市小倉北区足原校区まちづくり協議会へ視察に行ってきました。
 北九州市では、平成6年度から小学校校区単位を基本に「まちづくり協議会」の設置を促進しており、平成26年4月1日現在136のまちづくり協議会が設置されています。
 地域住民が、地域課題を自ら考え解決するため地域が一体となった住民主体の地域づくり活動を行い、小学校校区単位を基本に設置するコミュニティ施設「市民センター」の管理業務を市から受託し、市民センターの管理運営に参画しています。
 小倉北区は、人口181,062人、世帯数97,409世帯、「元気発進!北九州」プランの実現に向け効果的に取り組みを実施するため、3つの「取り組みの柱」【(ア)都心としてのまちづくり(イ)住みよいコミュニティづくり(ウ)歴史・文化を活かしたまちづくり】をたて、都心の活力と住みやすさが調和する魅力豊かなまちづくりに取り組んでいます。

 今回訪れた「足原校区まちづくり協議会」は、平成14年4月に発足。「足原市民センター」を活動拠点に、自分たちの校区は自分たちの手でという意識を持ち、住民が協力して地域づくりを進めていく中で、ふれあいのある心豊かな足原校区になるよう活動をされています。
  平成25年度より地域総括補助金制度導入決定に伴い、部会の整備にも着手。導入の過程で会議を重ねることにより他の団体に対する関心も深まり、情報交換や意見交換が活発になり、イベント・ボランティアも増えることにつながり活性化されているとのことでした。

 足原校区まちづくり協議会役員の方々の、設立から現在に至るまでのご苦労や、組織の充実に向けての新たな取り組みについての話に理事の方々も興味深く聞かれ、市民センターの管理運営や財源についてなど様々な質問が出て、予定の時間があっという間に過ぎました。

 今後、佐賀市が「まちづくり協議会」の運営や設立を進めるなかで、目標や参考にすることがあり、とても有意義な時間を過ごせました。


会議や総会の開催

第31回佐賀市自治会協議会総会を開催しました

 平成26年5月21日(水)午後2時から、マリトピア「アンジェリーク」において、
第31回佐賀市自治会協議会総会を開催いたしました。
 当日は、佐賀県知事や佐賀市長はじめ、国会議員や県議会議員、市議会
議員、各種団体関係者など多くの方々に来賓としてご出席いただき、自治
会長を含め総勢670名ほどの多くの方々の参加により盛大に開催されました。

  

 自治会協議会では、自治会長としてその在任年数が10年に達した方に特別功労
表彰を、また自治会長として4年以上の任期を務められて退職された方に退職記念
表彰を実施しております。
 今回の総会では、特別功労表彰の対象者7名と退職記念表彰の対象者39名の
皆様をそれぞれ表彰し、自治会長としてのこれまでの活動に敬意と感謝の気持ち
を表しました。

  

 議事として平成25年度事業報告・決算報告及び監査報告、新役員の承認及び紹介、
平成26年度事業計画・予算案を承認いただきました。
 質疑応答では活発な意見も出されていました。

 終了後、「佐賀市まちづくり自治基本条例について-自治会が果たす役割と責務-」
という演題で、国立佐賀大学名誉教授の荒牧軍治(あらまきぐんじ)氏による記念講演
を行いました。



 記念講演の後は懇親会を開催しました。数少ない他校区との交流の場でもあります
ので、お互いに意見交換をしつつ親睦を深めました。

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